「Flora María × 日本」

実は日本とメキシコは400年を超える交流の歴史を持ち
日本にとって初の平等条約を締結した、とても重要な国です。
文化も風土も異なるメキシコですが、不思議と親近感を覚えることがいくつもあります。
それはメキシコ人からみても同じなのかもしれません…


Q. 「コロモス林のプロジェクト」について教えてください
フローラ マリア・サンチェス(以降 F)
ハリスコ州(フローラ マリアの拠点、グアダラハラがあるメキシコ中部の州)の商工会議所が企画したイベントで13のブランドを促進する内容でした。
テーマが「世界中の森」で、エコロジーの観点から作品を作るというもの。
そこで偶然にもわたしたちに割り当てられた国が日本でした。
そして杉林や森の精霊の「こだま」をインスピレーションにして、杉の樹皮とアンバーの作品を作りました。
「こだま」は目では見えない森の精霊で、自然を守ってくれるということに、とても共感するところがありました。
ご神木が綱でくくってあるところからもインスピレーションを受けました。
今、作品は商工会議所においてあります。


Q. SÁNCHEZ JAPÓN のお客さまは細部のこだわりや細工が好きな方が多く、留め具にも注目しています
アナンダ・チャティヨン(以降 A)
細かいところにこだわるのがとても好きです。

F. 留め具も作品の一部として、すべて違うデザインになっています。




 


Q. 日本の女性はシンプルで小さいジュエリーを好む傾向が強いですが、フローラ マリアのデザインを好きになり、少し大きいサイズを求める人も増えてきました。アンバーもそうです。日本ではあまり馴染みがなく、どちらかというと年配の方がつけるイメージが強いですが、今は若いお客さまも気に入ってくれています。
A. デザインを好きになってくれたということですね。

F. ポーランドなどでも年配の人がつけるというイメージがあるので、日本でも同じような感覚なのですね。
メキシコではアンバーをつける若い人が徐々に増えてきていて、チアパス州でもこの5年くらいでアンバーを取り扱うショップが増えてきています。
わたしたちがはじめた時は他にショップはなく、わたしたちが最初のお店、先駆けでした。
今は別のブランドでもアンバーを扱う人たちが増えてきたのでたくさんの人に知ってもらい、身につけて楽しんでもらもらいたいと思っています。
他の石は重くて日常づかいしにくいものもありますが、アンバーはとても軽いので大きくても使いやすいです。


Q. 日本にどのようなイメージ・期待を持っていますか
F. わたしたちが知り合えたことをとてもうれしく思いますし、日本のことをもっと知りたいです。
こうして直接訪問し、このように努力をしてくれていること自体がいい動きがあるメキシコと日本の関係を物語っていると思います。
この招き猫がたくさんお客さまやお金を呼んできてくれたら嬉しいですね。



A. メキシコのジュエリーとしてわたしたちのブランドを選んでくれたこともとても嬉しいです。

F. これからもコミュニケーションを取りつづけて、SÁNCHEZ JAPÓNがこのメキシコのジュエリーの声を届ける役割をしてくれたら嬉しいです。
いつかあなたのお店に行きますね。




日本の伝統工芸品 木目込の招き猫のプレゼントもしっかり特等席をいただきました!
サンチェスファミリーの来日を心よりお待ちしています✨
(取材日:2023年2月現在)