単独インタビュー*三姉妹の三女 \ロサーナ・サンチェス/
ロサーナ・サンチェス(左)、SÁNCHEZ JAPÓN(インタビュアー右)
Q. あなたにとってブランド創設者のお父さまはどんな存在ですか?
父に対してまずは、感謝。
わたしは15歳からブランドに関わり、父が仕事のことを教えてくれました。
学生時代からとてもたくさんの時間を父とともに過ごし、そこで「仕事を楽しむ」ということを教わりました。
「CITLALI JOYAS」は1968年に父が創業したブランドですが、今はわたしが責任を持って引き継いでいます。
父のことをとても尊敬していますし、ブランドの伝統と宝物を受け継いだことをとても嬉しく思っています。
わたしには二人の姉、フローラマリアとガブリエラがいます。
二人とも宝石商であり、それぞれが自分のエッセンスを反映した独自のブランドを持っています。
Q. 三姉妹のうち、ロサーナさんが後継者になったきっかけはなんですか?
父が引退を決意したとき姉たちはすでに自分のブランドを立ち上げて大成功を収めていたので、わたしは幸運に恵まれました。
わたしは父と10年間一緒に仕事をしていたので、その後CITLALIから17年間離れていたのですが、必要な経験は積んでいました。
後継者の話が上がった当時わたしは42歳で、残りの人生は何に捧げようかと悩んでいました。
一方、父はアーティストなのでブランドを成長させるスキルはあまりなく、わたしがその責任を受けとることはお互いにとって最良だと思いました。
それ以来、わたしはジュエリーのデザインだけではなく、会社の近代化にも力を注いできました。
Q. CITLALIを今後どのように発展させていきたいですか?
現在のCITLALIは、わたしが提案したものと以前からあるものの融合でできています。
近年、わたしは社会に貢献することに焦点を当ててきました。
わたしのジュエリーは単なる商品としてだけではなく、新しい女性らしさやわたしたち一人ひとりの中にある人間らしさ、哲学を象徴するものとして持ってもらいたいと思っています。
また、女性が自分の価値を認めるためにはどんな言葉が必要かなど、パーソナルなことも話していきたいです。
多くの女性が孤独で十分ではないと感じています。
Q. メキシコでは、女性は弱い立場の人が多いですか?
メキシコには「マチスモ」という文化があります。
この文化は、社会生活の特定の分野で男性を優遇しています。
メキシコの女性たちの闘いのひとつは、この文化から身を守ることでしたが、男性に対して軽蔑や敵意を抱いたりすることがあるため、もはや役に立たない極端な行動をとることもありました。
それは誰も望んでいないことです。
男女の分裂は何も解決しないどころか、性差別の根本的な解決を妨げることだからです。
そうではなく、お互いを尊重しながら同じ人間として共存していくことが重要だと思っています。
女性には「自分は価値がある」「足りないものはない」と感じてほしい。
そして女性同士が共存する種をまき、花開くことを願っています。
女性がその役割を理解すれば、正しい種をまく責任も湧いてくるでしょう。
CITLALIはそれを表現し、提案していきたいと思っています。
Q. 具体的にはどのように提案していますか?
たとえば、最新のコレクションがその好例で『CITLALIの黙示録』と呼ばれています。
それはメキシコ南部の伝説に触発されたもので、お姫様が恐ろしい敵に立ち向かわなければならないという物語です。
彼女は自分の中に強力な要素を持っていることを発見します。
この物語の一番目の教訓は「わたしはわたし自身」です。
彼女はまた、共通する利益のための闘いには多くの味方がいることに気づきます。
つまり、二番目の教訓は「わたしはあなたと共にいる」です。
彼女の冒険が最後に教えることは、実際には彼女には敵がいないということです。
最後の教訓は「わたしたちは皆ひとつ」です。
このコレクションは、ジャガー、オオカミ、フクロウ、鷲、鹿、星、稲妻など、メキシコ南部の伝説に登場するすべてのキャラクターで構成されており、各作品には象徴的な言葉が刻まれています。
わたしたちはすべてのお客様にこのストーリーをお伝えして、お客様自身の中にある感覚とどこに向かっていきたいのか、それをよく表しているキャラクターを選んでいただけるように、
そして宝石は単なるモノではなく、変化・象徴を促すシンボルやお守りになり、身につける人が楽になったり改善できるというメッセージを届けたいと思っています。
※『CITLALIの黙示録(シトラリ姫の物語)』のつづきはこちら
Q. 他のコレクションにも一つひとつ物語があるのですか?
そうではありません。
しかし、それぞれの宝石はそれを手にした人との関係において物語が生まれていきます。
身につけるたびに思い出と経験が構築されます。
誰もが宝石を使い捨てにするのではなく大切にすることで、少しずつ素敵な物語を紡ぐパートナーになっていくのです。
CITLALIの星には10の角があり、男性 性のエネルギーを持つ星と女性 性のエネルギーを持つ星の二つが重なり合って融合することを意味しています。
男性も女性もどちらか一方ではなく、男性的なエネルギーと女性的なエネルギーの両方を持っています。
わたしたちは男性の行動的な部分と女性の感情的な部分を融合させ、両方のエネルギーを統合して生きていかなければならないというメッセージが込められており、それがお客様に正しく伝わることを願っています。
Q. わたしたちにどんなイメージを持っていますか?
SÁNCHEZ JAPÓN はわたしたちのメッセージを伝えてくれる大切な大使です。
いつも新しいお客さんが来てくれる時には、この作品たちがどこまで届くんだろうと楽しみにしています。
最終的に誰がつけているか、どういうお客様かということをわたしたちは見ることができないけれど、愛情やエネルギーを込めた作品が世界各地に届くのは素晴らしいことです。
あなたたちがCITLALIを見つけてくれたことは、すごく誇りに思っていますし
遠く離れた日本でこのブランドを広めようとしてくれていることに、とても感謝しています。
わたしたちはもう姉妹ですよ!
これからも楽しみにしています。
日本の伝統工芸品 木目込の招き猫のプレゼントを喜んでいただきました。
店内のディスプレイにもピッタリ!!
父に対してまずは、感謝。
わたしは15歳からブランドに関わり、父が仕事のことを教えてくれました。
学生時代からとてもたくさんの時間を父とともに過ごし、そこで「仕事を楽しむ」ということを教わりました。
「CITLALI JOYAS」は1968年に父が創業したブランドですが、今はわたしが責任を持って引き継いでいます。
父のことをとても尊敬していますし、ブランドの伝統と宝物を受け継いだことをとても嬉しく思っています。
わたしには二人の姉、フローラマリアとガブリエラがいます。
二人とも宝石商であり、それぞれが自分のエッセンスを反映した独自のブランドを持っています。
Q. 三姉妹のうち、ロサーナさんが後継者になったきっかけはなんですか?
父が引退を決意したとき姉たちはすでに自分のブランドを立ち上げて大成功を収めていたので、わたしは幸運に恵まれました。
わたしは父と10年間一緒に仕事をしていたので、その後CITLALIから17年間離れていたのですが、必要な経験は積んでいました。
後継者の話が上がった当時わたしは42歳で、残りの人生は何に捧げようかと悩んでいました。
一方、父はアーティストなのでブランドを成長させるスキルはあまりなく、わたしがその責任を受けとることはお互いにとって最良だと思いました。
それ以来、わたしはジュエリーのデザインだけではなく、会社の近代化にも力を注いできました。
Q. CITLALIを今後どのように発展させていきたいですか?
現在のCITLALIは、わたしが提案したものと以前からあるものの融合でできています。
近年、わたしは社会に貢献することに焦点を当ててきました。
わたしのジュエリーは単なる商品としてだけではなく、新しい女性らしさやわたしたち一人ひとりの中にある人間らしさ、哲学を象徴するものとして持ってもらいたいと思っています。
また、女性が自分の価値を認めるためにはどんな言葉が必要かなど、パーソナルなことも話していきたいです。
多くの女性が孤独で十分ではないと感じています。
Q. メキシコでは、女性は弱い立場の人が多いですか?
メキシコには「マチスモ」という文化があります。
この文化は、社会生活の特定の分野で男性を優遇しています。
メキシコの女性たちの闘いのひとつは、この文化から身を守ることでしたが、男性に対して軽蔑や敵意を抱いたりすることがあるため、もはや役に立たない極端な行動をとることもありました。
それは誰も望んでいないことです。
男女の分裂は何も解決しないどころか、性差別の根本的な解決を妨げることだからです。
そうではなく、お互いを尊重しながら同じ人間として共存していくことが重要だと思っています。
女性には「自分は価値がある」「足りないものはない」と感じてほしい。
そして女性同士が共存する種をまき、花開くことを願っています。
女性がその役割を理解すれば、正しい種をまく責任も湧いてくるでしょう。
CITLALIはそれを表現し、提案していきたいと思っています。
Q. 具体的にはどのように提案していますか?
たとえば、最新のコレクションがその好例で『CITLALIの黙示録』と呼ばれています。
それはメキシコ南部の伝説に触発されたもので、お姫様が恐ろしい敵に立ち向かわなければならないという物語です。
彼女は自分の中に強力な要素を持っていることを発見します。
この物語の一番目の教訓は「わたしはわたし自身」です。
彼女はまた、共通する利益のための闘いには多くの味方がいることに気づきます。
つまり、二番目の教訓は「わたしはあなたと共にいる」です。
彼女の冒険が最後に教えることは、実際には彼女には敵がいないということです。
最後の教訓は「わたしたちは皆ひとつ」です。
このコレクションは、ジャガー、オオカミ、フクロウ、鷲、鹿、星、稲妻など、メキシコ南部の伝説に登場するすべてのキャラクターで構成されており、各作品には象徴的な言葉が刻まれています。
わたしたちはすべてのお客様にこのストーリーをお伝えして、お客様自身の中にある感覚とどこに向かっていきたいのか、それをよく表しているキャラクターを選んでいただけるように、
そして宝石は単なるモノではなく、変化・象徴を促すシンボルやお守りになり、身につける人が楽になったり改善できるというメッセージを届けたいと思っています。
※『CITLALIの黙示録(シトラリ姫の物語)』のつづきはこちら
Q. 他のコレクションにも一つひとつ物語があるのですか?
そうではありません。
しかし、それぞれの宝石はそれを手にした人との関係において物語が生まれていきます。
身につけるたびに思い出と経験が構築されます。
誰もが宝石を使い捨てにするのではなく大切にすることで、少しずつ素敵な物語を紡ぐパートナーになっていくのです。
CITLALIの星には10の角があり、男性 性のエネルギーを持つ星と女性 性のエネルギーを持つ星の二つが重なり合って融合することを意味しています。
男性も女性もどちらか一方ではなく、男性的なエネルギーと女性的なエネルギーの両方を持っています。
わたしたちは男性の行動的な部分と女性の感情的な部分を融合させ、両方のエネルギーを統合して生きていかなければならないというメッセージが込められており、それがお客様に正しく伝わることを願っています。
Q. わたしたちにどんなイメージを持っていますか?
SÁNCHEZ JAPÓN はわたしたちのメッセージを伝えてくれる大切な大使です。
いつも新しいお客さんが来てくれる時には、この作品たちがどこまで届くんだろうと楽しみにしています。
最終的に誰がつけているか、どういうお客様かということをわたしたちは見ることができないけれど、愛情やエネルギーを込めた作品が世界各地に届くのは素晴らしいことです。
あなたたちがCITLALIを見つけてくれたことは、すごく誇りに思っていますし
遠く離れた日本でこのブランドを広めようとしてくれていることに、とても感謝しています。
わたしたちはもう姉妹ですよ!
これからも楽しみにしています。
日本の伝統工芸品 木目込の招き猫のプレゼントを喜んでいただきました。
店内のディスプレイにもピッタリ!!
(取材日:2023年2月現在)